近年、急速に売り上げを伸ばしている、「ドライブレコーダー」の
出荷台数は2017年度には約265万台に増加いたしました。
こうした中、国民生活センターは平成30年8月2日、ドライブレコーダー
について「録画されていなかった」という相談が増加傾向にあると発表致しました。
国民生活センターにはドライブレコーダー記録に関する相談は年々、
増加傾向にあり、事故やトラブルに遭ったときに確認した際、『初めて
映像が記録されていないことに気が付いた』という事例も多く見られた
報告しております。
国民生活センターがドライブレコーダーを使用している18歳以上の2000人を対象に
使用実態を調査したところ、「ドライブレコーダーの映像を確認したことがある人」は56%。
このうち7%が「正常に映像が記録されていなかったことがある」と回答しております。
SDカードを定期的に初期化(フォーマット)するなどのメンテナンスが必要であるだけでなく、
消耗品であることから定期的に新しいものに交換する必要がありますが初期化の必要性を
「知らない」と答えた人は55%、交換の必要性を「知らない」と答えた人は71%に上っております。
また、SDカードの初期化や交換の実施について聞いたところ、初期化をしていない人が62%、
交換をしたことがない人が78%と、多くの人が初期化も交換もしていないことが明らかになっております。
国民生活センターでは、以下のように呼び掛けております。
『ドライブレコーダーで記録した映像は定期的に確認しましょう』
『SDカードは定期的に初期化して使用するほか、消耗品であることから定期的に
新しいものと交換しましょう』
各製品の取扱説明書、メーカーホームページにて確認をしてドライブレコーダーのメンテナンス
を行いましょう。